キリアン・ムバッペがレアル・マドリードと個人的な条件で合意したと、『The Athletic』が伝えている。
23歳の同選手はまだレアルとの書類にサインしておらず、現在所属しているパリ・サンジェルマンも心変わりを説得しようとしているようだ。
ムバッペはフランス王者PSGとの契約が今シーズン終了後に切れるため、今夏にレアルへ無償で移籍することが可能だ。
レアルはかなりの期間、ムバッペがサンティアゴ・ベルナベウにやってくることを強く確信しており、PSGのシーズンが終わればやってくるだろうと、彼のサインを待つばかりだ。
フランス代表のムバッペは、ヨーロッパで最も優れたフォワードの一人とみなされている。シニアデビューを果たしたモナコから2017年にPSGに加入し、これまで216試合で168ゴールを記録している。
ムバッペは2018年にフランス代表としてワールドカップを制し、2021年にはネーションズリーグを制した。また、フランスのトップリーグであるリーグ・アンは、モナコで頭角を現して以来、5回優勝している。
個人としても、リーグ1の年間最優秀選手に3回、チャンピオンズリーグのシーズン代表に3回選出され、2018年ワールドカップでは最優秀若手選手にも選ばれている。
レアルは今シーズン、リーガを制し、チャンピオンズリーグでは決勝に進出している。
ムバッペは昨夏、レアルを巻き込んだ移籍騒動の渦中にあった。マドリードのクラブはこのフランス人選手に対して2つのオファーを提示したが、最終的には獲得に失敗した。
また、今シーズン初めに行われたチャンピオンズリーグ・ラウンド16では、レアル相手に2試合で2得点を挙げたが、PSGのノックアウトを阻止することはできなかった。
PSGのマウリシオ・ポチェッティーノ監督は先月、ムバッペの将来について語り、当時知っていた限りでは同フォワードは「100パーセント」来季も同クラブにいるだろうと語っていた。