チャップマンが2戦目のボールをフォックスに渡した。相手は大型新人右腕のハウイー・フォックス。ジミーは13年目で相手に1xしていた。
レッズは、他のチームと同様、生え抜きと臨時雇いで構成されていたが、フランク・マコーミックとエディー・ミラーという脅威となる選手が打席に立っていた。
フォックスは最初の2イニングで4つの四球を出すなど、乱調に見舞われた。1回目はマコーミックがダブルプレーに倒れ、救われた。2回、投手のフォックスは、2つの四球の後、エリック・ティプトンをシングルヒットで出塁させた。これが、ジミーが最初の6イニングで放った唯一のヒットだった。その後、彼は自分の乱調をマウンドの状態のせいにしている。
「マウンドは傾斜がなく平らで、それが僕を荒れさせたんだ。マウンドの上部が平らで、傾斜がない。膝を曲げて投げようとすると、肩のあたりにボールが行ってしまうんだ」。
3回にマコーミックに球を当てると、フォックスはその後12人を連続リリーフし、6つの三振を奪った。4対1のリードで7回を迎えた。しかし、2アウトからいきなりガス欠になった。3つのシングルヒットで満塁となった。
何が何でも7回で降板させるつもりだったチャップマンが、マウンドに上がってきてカールに手を振った。 その時、フォックスのホームランに負けないくらいの大歓声が起こった。
リーグトップの67試合に登板したカールは、スティーブ・メスナーをセンターフライに打ち取り、そのまま勝利を守り、フォックスの投球成績を1-0とした。